自宅にパワーラックを設置してホームジムを作ること。
それは全トレーニーにとっての憧れではないでしょうか
私は自宅にパワーラックを設置したので、ジムを解約して家トレだけで完結しています
パワーラックは安くはない買い物ですが、毎月のジム代を減らせるのであれば1年弱で元が取れる計算になります
そこで、皆さんがパワーラックを検討するにあたり、
各社の商品を調べつくした私の購入時の経験を活かし、『おすすめパワーラック9選』をご紹介します
簡単に買い替えることのできないものだからこそ、後悔のない商品選びをしましょう
パワーラックとは
パワーラックって何のことだろう?という方へ、下の写真のマシンのことです
よくジムのフリーウエイトエリアに置いてある、2mを超える高さのある大きなマシンです
パワーラック最大のメリットは、自宅でジムに匹敵するトレーニングが行えることです
バーベルを使ったスクワットやデッドリフト、ベンチプレスなどのBIG3種目を行うことができるのはもちろん、懸垂やチンニング、ケーブルトレーニングができるタイプのパワーラックもあります
一般的なジムでは、パワーラックは人気が高いため他の人が使用し終わるのを待たなくてはいけません
自宅に設置することで順番待ちからは解放される!
パワーラックの選び方のポイント
パワーラックの特徴について説明しましたが、色々なメーカーから製品が出ていて選ぶのに困ってしまうと思います
ここからは選び方のポイントを説明していきます
①部屋のスペースと相談してサイズを選ぶ
パワーラックはとても大きな製品です。必ず購入前に商品サイズを確認しましょう。
また、パワーラックは単体で使用するわけではなく、バーベルもセットで使用します。
パワーラックだけの寸法で考えていると、バーベルが収まらない!なんてことも有り得ますので注意しましょう。
余裕をもって、『パワーラックの寸法+2m』くらいのスペースが理想的です。
2.5mの幅にパワーラックを置いていますが、なんとかなってます!(プレートの付け外しが少しだけ窮屈)
高さにも注意しましょう
パワーラックの高さは2m以上あるので、天井の低い部屋では設置できなくなってしまいます
まずパワーラックが入る高さがある部屋かどうか確認しましょう
②ボックス形状のパワーラックと、省スペースのハーフラック
パワーラックには大きく分けて2種類あります。
先ほど見ていただいた写真のようにボックス形状になっていて、4本の柱に囲まれた形状の『パワーラック』と、
それよりも省スペースの『ハーフラック』です。(下記のような見た目)
『パワーラック』は大型でスペースは必要ですが、安全面もトレーニングの幅も広いのに対し、
『ハーフラック』はパワーラックより柱が少ないので圧迫感が少ないというメリットがありますが、柱に覆われてないため安全面では劣ります
十分なスペースがあるならば、安全面も高いボックスタイプがよいでしょう
今回はボックス形状のパワーラックを紹介しています
ハーフラックのおすすめ集はコチラの記事で解説しています
③耐荷重量は200kg以上あるものが安心
トレーニングをしていく中で使用する重量は上がっていくことも考慮しましょう
また、スクワットやデッドリフトなどの高重量を扱える種目では、耐久性の高いパワーラックが必須です
一般的な人であれば耐荷重量200kg以上あれば問題ないと想定されます
なかなか200kg以上を扱える人はいませんが、超える心配のある人は250kgや300kg以上の耐荷重量がある商品を選びましょう。(商品の値段も跳ね上がります)
④ケーブル系種目もやりたいなら拡張性をチェック
パワーラックにプラスして、ラットプルなどのケーブル種目を可能にする『ラットオプション』を追加できる商品があります
ケーブルトレーニングは負荷が一定に掛けられるので、筋肉への刺激の方法を変えられる良い選択肢です
ケーブル系トレーニング種目専用マシンの商品もありますが、
パワーラックに付属したラットオプションを選択したほうがコスパ的にもスペース的にも良いです
⓹コストパフォーマンスの高いセット商品もアリ
パワーラックはトレーニング器具の中でも高価な部類に入り、安いものだと5万円代から、高いもので50万円以上のものまで販売されています
なかには3万円ほどの安価な商品もありますが、耐久性や安全面に不安があります
高重量を扱えるパワーラックだからこそ、マシンの破損が命の危険に直結します
3万円代の安すぎる商品は「安かろう、悪かろう」ですので、選択肢から外すようにしてくださいね
パワーラックを購入しても、すぐトレーニングを開始できるわけではありません
パワーラックに加えて、ベンチやバーベル、プレートなども揃えなければなりません
すべて揃えると、安いものを選択しても10万円以上は軽く超えていきます
パワーラックには、上記が全てセットとして商品になっているものもあり、単品で購入していくより安く抑えられるようになっています
セット商品も検討してみてくださいね
パワーラックは決して安くはないが、ジムを辞められると考えれば1年弱で元は取れます
おすすめ人気パワーラック9選!
おすすめパワーラックを値段順に紹介していきます
①ファイティングロード TRUST
価格 | 57,500円 |
---|---|
幅(内寸) | 104cm(92cm) |
奥行 | 118cm |
高さ | 210cm |
本体重量 | 66kg |
耐荷重量 | 200kg |
セットタイプ | なし |
ラットオプション | なし |
この価格でそれなりの品質のパワーラックが手に入るとは凄いことです。
パワーラックにとっての最低な水準は満たしています
注意ポイントとして、パワーラックの内側寸法(内寸)が92cmと狭めです
ベンチプレスをワイドグリップでやるのは厳しい寸法なので、ワイドでもやりたい方は注意してください。
また、セーフティがすべて金属で作られているため、高さを変えるときに金属音が響き渡ります。
ゆっくり優しくセーフティを扱うなど対策は必要!
②ワイルドフィット パワーラックPRO フルモデル ワイド
価格 | 66,900円 |
---|---|
幅(内寸) | 118cm(約108cm) |
奥行 | 123cm |
高さ | 210cm |
本体重量 | 71kg |
耐荷重量 | 150kg |
セットタイプ | なし |
ラットオプション | 標準装備 |
ナロー(幅が狭い)タイプとワイド(幅が広い)タイプの2種類ありますが、スペースに余裕があるならワイドをおすすめします。できる種目の幅が広がります。
セーフティやシャフト受けが下記画像のようなポップピン方式ですので、ノブを引っ張ってスライドするだけで簡単に高さ調整ができます。セーフティをすべて引き抜くタイプと比較して短時間で調整が済みます。
トレーニングで追い込んだ時の腕にはポップピン方式の方が簡単でありがたい
ラットプルが標準で付属します。
ディップスバーが、ラックの内側・外側の両サイド、計4か所で使用可能。
ただし、本体の耐荷重が150kgしかないのが残念です。
そんなに高重量は使わない!という方には、かなり良い選択肢となります。
③IROTEC (アイロテック) マルチパワーラック
価格 | 67,100円 |
---|---|
幅(内寸) | 116cm(106.5cm) |
奥行 | 145cm |
高さ | 219cm |
本体重量 | 82kg |
耐荷重量 | 200kg |
セットタイプ | あり |
ラットオプション | 標準装備 |
このパワーラックを私は購入しました。正直めちゃめちゃ満足してます!
耐荷重が200kgあり、ラットオプションは標準装備なのでケーブルトレーニングも可能。
内寸も106.5cmとワイドグリップでのベンチプレスもできるし、それで61,050円は破格でした。(私が購入するときは61,050円でしたが、今は鉄材料費の高騰により値上がりしています)
セーフティにはポップピン方式を採用。
購入から3年半経ちますが、特に後悔している点はありません(追記:後悔していることをまとめた記事を書きました。気になる方は下記からどうぞ)
また、この商品には「マスキュラーセット」というセット商品があります
パワーラック、ベンチ、バーベル、ダンベル、プレートが全て揃っているセットです
それぞれ単品で購入していくよりも安く済みますので検討してみてください↓↓
④IROTEC (アイロテック) パワーラックV-MAX
価格 | 68,200円 |
---|---|
幅(内寸) | 115cm(100cm) |
奥行 | 111cm |
高さ | 210cm |
本体重量 | 90kg |
耐荷重量 | 350kg |
セットタイプ | なし |
ラットオプション | なし |
耐荷重、驚異の350kgです!
フレーム材が今までの商品は50mm角だったのに対し、V-MAXは75cm角になっており、安定感が向上しています。
安価に抑えるためにセーフティは鉄の棒を引き抜く方式です。(騒音は大きめ)
将来的にラットオプションを付けたい人は、この機種に合うラットオプションは無いので注意してください。
ケーブルトレーニングはしない。耐荷重は200kgじゃ足りない。安く抑えたい。
という人にはベストな選択肢です。
⓹BODYMAKER/ボディメーカー ハードパワーラック3
価格 | 88,000円 |
---|---|
幅(内寸) | 116cm(104cm) |
奥行 | 155cm |
高さ | 210cm |
本体重量 | 82.5kg |
耐荷重量 | 200kg |
セットタイプ | あり |
ラットオプション | あり |
このパワーラックの特徴は、奥行が広いことです。
十分なトレーニングスペースが取れるので、窮屈に感じづらい設計になっています。
セーフティは鉄のバーを抜き差しするタイプです。
鉄が剝き出しの武骨なデザインとなっています。
また、ラットオプション↓を後から追加することが出来ます。
値段と性能を照らし合わせて考えると、これにする決定打に欠けてしまいますが、奥行きを求める方や、メーカーが好きな方、デザインに惚れた方はぜひ検討してみてください。
⑥IROTEC(アイロテック) パワーラックHPM
価格 | 93,500円 |
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幅(内寸) | 116cm(101.5cm) |
奥行 | 134cm |
高さ | 201cm |
本体重量 | 106kg |
耐荷重量 | 450kg |
セットタイプ | なし |
ラットオプション | あり |
アイロテックのパワーラックで最上位モデルです
75mm角、厚さ3mmの極太鋼材のフレームを採用していて、耐荷重は450kgと驚きの数値で超頑丈です!
メタリックな見た目がマジでかっこいい!プライベートジムに置きたい!
クイック脱着が可能なセーフティが付いており、鉄のバータイプや、ポップピン式と比較して騒音が出にくいのに加え、よりスムーズに高さ変更ができます。
ラットオプションも別売りされているのでケーブルトレーニングも行えます↓
⑦STEELFLEX パワーラックDX
価格 | 198,000円 |
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幅 | 120cm |
奥行 | 139cm |
高さ | 209cm |
本体重量 | 128kg |
耐荷重量 | 300kg |
セットタイプ | なし |
ラットオプション | なし |
ここから値段が跳ね上がりますが、性能もより上がります。
一般的なトレーニーにはオーバースペックかもしれませんが、スペース的な問題と金額を気にしないのであれば選択肢に入ります。
このパワーラック最大の特徴は、バーベルラックの移動の必要がないこと!
どの位置でもシャフトが置けるようにデザインされているので、調整するのはセーフティだけでOKです。
また、チンニングバーの形状も様々な持ち方ができるように工夫されています。
このギザギザした見た目は唯一無二のデザインですね
⑧TUFF STUFF パワーラック CPR-265
価格 | 203,500円 |
---|---|
幅 | 130cm |
奥行 | 145cm |
高さ | 213cm |
本体重量 | 99kg |
耐荷重量 | 272kg |
セットタイプ | なし |
ラットオプション | あり |
タフスタッフのパワーラックは加工精度が非常に高く、丁寧に作られています。
特に溶接部分の丁寧さはピカイチで、メタリックなかっこよさがあります。
また、横幅が十分に広く、オリンピックバーベルに最適なサイズ感です。
セーフティはレバーを引くだけという画期的な構造です。マジで楽ちんです。感動します。
ワンタッチでするする~っと高さが変えられるので、トレーニング時のストレスがありません。
このパワーラックは家庭用としては十分すぎる性能があり、一生使用できるものだと言えます。
ラットオプションも後から追加可能です。
ジムと全く遜色なくトレーニングできるといっても過言ではない
⑨BULL パワーラック BL-PR
価格 | 495,000円 |
---|---|
幅 | 173cm |
奥行 | 170cm |
高さ | 226.5cm |
本体重量 | 310kg |
耐荷重量 | ???kg |
セットタイプ | なし |
ラットオプション | なし |
サイズも値段も度外視で行くなら最強です!
耐荷重の記載はないものの、フレームのゴツさから想定すると450kg以上は余裕であるでしょう。
どんな高強度でトレーニングしてもビクともしません。
本体重量も310kgと規格外の大きさなので、もはや家庭用というよりは業務用のパワーラックです。
このパワーラックを置く方は、床補強等もしっかりと行いましょう。
最大のデメリットは受注生産だということ。
注文から届くまで、トレーニングのモチベを高く持って商品の到着を待たなくてはいけません。
デザイン性もめちゃカッコよく、パワーラック界の頂点的な存在です。
もはやホームジムの領域は超えている。。でも一生使える趣味の道具として考えれば手が届かないわけではない、、、のか?
パワーラック使用時の注意点
パワーラックを購入して実際に使用する前に、以下のことに注意しましょう
騒音には注意しよう!
バーベルを置くときの金属音が非常に大きいです。
一軒家などでは問題ないかもしれませんが、賃貸やマンションなどの場合、下の部屋や隣の部屋に音が伝わるとトラブルの原因になりかねません。
対策として、ラバー付きのプレートを使用したり、床にジョイントマットを敷いたり、器具を置くときに丁寧に置くことを心がけましょう。
とはいえ、賃貸住宅でも工夫すればホームジムは作れるので安心してね!
自分の身は自分で守ってトレーニングしよう!
ベンチプレスでは、極限まで追い込んで潰れてしまい、バーベルが首の上に落ちて亡くなってしまう、という事故が年間で数件起きています。
ジムでは万が一トレーニング中にケガをした場合、周りの人が助けてくれるかもしれません。
しかし、家の中で一人でトレーニングしている時に、頭の上にバーベルが落ちてきたらどうなるでしょうか。
そうならないために、セーフティバーが備え付けられています。
必ずセーフティを適切な高さに設定してトレーニングする習慣を付けましょう。
命に関わりますので、めんどくさくてもセーフティを準備してトレーニングしてください。
自分の相棒となる”良いパワーラック”を見つけよう
9個のおすすめパワーラックについて解説しました。
パワーラックは、自宅でのトレーニングをジムの水準まで上げてくれる最強のトレーニング器具です。
お財布事情や、部屋のスペースとよく相談して、後悔の無いように商品選びをしてくださいね。
パワーラックを置くスペースがない!という方は、下記の記事がおすすめです。
この記事が参考になれば嬉しいです
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