筆者は4年前から自宅にホームジムを作っている、ホームジムのスペシャリストです!
家トレに関することはお任せください!
ホームジムは全トレーニーが憧れる最強のトレーニング器具です。
今回は「ホームジムに床補強は必要か?」解説します。
- ホームジムで床が抜ける可能性について
- 床補強の方法
- ホームジムの具体的な重さ
- 床が抜ける可能性はほとんどない!
- 3層構造のマットや構造用合板を敷くのが安心
- 一般的なトレーニング重量なら床が抜けることはない
おすすめパワーラックを知りたい方は下記記事をチェック!
ホームジムで床が抜ける可能性はある?
ホームジムを自宅に設置する際、床の強度について心配する方は多いでしょう。
しかし、日本の住宅の床は、普段の生活において耐えられる充分な強度を備えています。
例えば、冷蔵庫は重さが100kg近いものもありますし、お風呂だって水を貯めたら300kg以上になる事もあります。
日本住宅の床はこのような荷重に耐えられるように設計されています。
では、筋トレ器具のような重量物に耐えることはできるのでしょうか?
簡易的な床補強をすれば床が抜ける心配はない!
一般的な家庭用のエクササイズやトレーニングでは、床の強度を超えることはまずありません。
もし心配なら、簡単な床補強を行うことができます。
厚めのジムマットや合板を敷くことで、床への負荷を分散させることができます。
これにより、床の耐久性が向上し、ダンベルやバーベルの落下による凹みなども軽減されます。
床が抜けることはまずないと考えていただいて良いですが、ダンベル等を落として床を傷つける事件はよくあります。
(私も1回やらかしました。フローリングに傷が付きました。泣)
自分でマットを敷いたりなどの簡易的な床補強は、トレーニング時の安心感を得るためにもおすすめです。
建築基準法によって床積載荷重は決まっている
日本の木造住宅は、「建築基準法」という法律によって、床の耐荷重が決まっています。
「180kg/1㎡を最低基準」にしているので、少なくとも1m×1mの範囲に、180kgの重量物を置いても大丈夫という考え方です。
そもそも住宅の床は、通常、人が歩行したり、家具を置いたりするために設計されており、十分な安全性を持っています。
毎日、50kgあるダブルベットに、体重80kgの男性と体重60kgの女性が寝ていたとしたら、合計190kgとなりますが床が抜けることはありませんよね?
このように日本の住宅は建築基準法によって厳重に建築されているので、通常のジム用具やトレーニングでこの基準を超えることはまずありません。
ただし、読書好きな人が大量の本棚に囲まれて生活していたら、突然床が抜けた事例があります。
本は重たいですから、このように荷重をかけすぎると床が抜ける以前に家が傷んでしまいます。
トレーニングに必要な簡易床補強は、安価に行うことが出来るのでご紹介します。
床補強方法(3層構造がおすすめ!)
具体的な床補強の方法を紹介します。
実際に私のホームジムでも導入している方法です。
床を補強する際におすすめの方法は、「3層構造」にすることです。
- まず、最下層に厚めのジョイントマットを敷く
- その上に構造用合板(コンパネ)を敷く
- その上にジムマットを配置する
この方法を採用することで、床への負荷を分散させ、床を保護できます。
構造用合板の大きさは、一般的に182cm×92cmです。
建築基準法では最低180kg/1㎡は耐えられますので、構造用合板1枚の上に300kg程度は耐えられるという計算になります。
参考までに、私が床補強時に購入した部材の費用を紹介します!
実際に私が行った床補強
最下層にモノクロ色のジョイントマットを敷き、その上に構造用合板を2枚敷きました(下記写真)
構造用合板の上にトレーニング用のジョイントマットを敷きました(下記写真)
トレーニング用ジョイントマットは硬度が60程度の硬めのものがおすすめです。
床が硬いほうが踏ん張りが効きやすいからね!
- 最下層:ジョイントマット6畳分 4780円(Amazon)
- 中層:構造用合板2枚 6100円(近所のホームセンター)
- 上層:トレーニング用ジョイントマット6畳分 6520円(Amazon)
パワーラックで筋トレした時の重量例
ホームジムでパワーラックを使用する場合、最大の懸念はバーベルの重量です。
一般的な人のトレーニングでは、重くても100kg程度までのウェイトを扱うことが多いでしょう。
念のため、超上級者向け重量でも耐えられるか計算してみましょう
スクワットで考えてみる
- パワーラック:80kg
- バーベルスクワット時のバーベル重さ:200kg
- 体重:90kg
合計370kg!
これだけ厳しい条件で計算しても、370kgです。
スクワットを200kgでやれる人はまずいないですし、これは相当なマッチョ(筋肉の大会でトロフィーを貰えるレベル)の重量です。
基本的にここまで重くなることはまずありませんが、この場合でも、構造用合板2枚を敷けば600kgまでは耐えられる計算になります。(構造用合板は182cm×92cmで1枚当たり300kg耐えられるので)
構造用合板を2枚敷けば600kgまでは耐えられる!
パワーラックの大きさ的にも、構造用合板は2枚並べて使用することになると思います。
1枚だとスペース的にパワーラックが乗りません。
パワーラックの選び方は下記記事で解説しています
どうしても心配な人はハーフラックもおすすめ
床の強度に不安を感じる場合、ハーフラックを検討することも一つの解決策です。
ハーフラックは、パワーラックよりも軽量で造られていることが多く、床に対する負荷を最小限に抑えます。
それでいてパワーラックと同等なトレーニングが可能ですので、このようなオプションも考慮してみてください。
ハーフラックの選び方は下記記事で解説しています
床は抜けないので安心してトレーニングしよう
総括すると、ホームジムの床補強は一般的には必要ありませんが、安心感を得るために簡単な補強を行うことをおすすめします。
建築基準法に基づく基準値を超えないように注意して、適切なトレーニングウェイトを選ぶことで、ホームジムを安全かつ快適に利用できます!
不安が残る場合、ハーフラックなどのオプションも検討してみましょう。
この記事が参考になれば嬉しいです
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